日本画
歴史と伝統
先日、京都にある禅寺の建仁寺を訪問してきました。 ここを訪れた理由は、ある絵を見たかったからです。 それが、これです！ 圧巻の双龍図。 日本画家の小泉淳作が2年の歳月をかけて描いた天井画です。 この寺院には、他にも俵屋宗達が描いた風神雷神図屏風や海北友松によって描かれた雲竜図の襖絵などがあります。 残念なが...
BLOG & NEWS
お知らせ
第21回 芸美会展
当店の絵画制作を依頼している日本画家の岩宮恭子さんが参加するグループ展覧会が下記日程にて開催されます。 ご興味のある方は、是非、ご覧ください。 第21回 芸美会展 「地元広島から若い優秀な作家を育てたい」と、広島市立大学の設立準備委員として尽力された故平山郁夫先生の命名により発足した「芸美会展」。これまで広...
お知らせ
第20回 芸美会展
当店の絵画制作を依頼している日本画家の岩宮恭子さんが参加するグループ展覧会が下記日程にて開催されます。 ご興味のある方は、是非、ご覧ください。 「第20回 芸美会展」 期間：2020年10月8日（木）〜10月14日（水） 会場：福屋八丁堀本店7階 美術画廊・ギャラリー101 住所：〒730-8548 広島市...
理念
動物保護施設「ハッピーハウス」
先日、殺処分ゼロを目指して動物保護の活動をしているハッピーハウス（公益財団法人 日本アニマルトラスト）を訪問させていただきました。 今回が２回目の訪問になりますが、相変わらず動物達への深い愛情が伝わる素晴らしい施設でした。 施設の中には動物達が自由に走り回ることができるドッグランの施設があるのですが、暑い中...
日本画
画竜点睛
昔話を少々… 梁（中国南朝）の絵師『張僧繇』は、勅令により金陵の安楽寺の壁に四匹の竜の絵を画いた。 その絵は素晴らしい出来だが、睛（ひとみ）が画かれていない。 「なぜか？」と絵師に尋ねると、「睛を入れれば飛び去るからだ」と言う。 人々はそれを信じず、二匹の竜に瞳の点を書き加えさせた。すると竜は忽ち天に昇って...
理念
理想と現実
皆さんは、お知り合いに画業のみで生活をされている画家の方はいらっしゃいますか？ もし、いらっしゃる場合は非常にレアな人です。 なぜなら、画業のみで生活できる画家は、世の中でほんの一握りだからです。 通常は、副業（もしくは本業）を抱えながら画業を続けている人がほとんどだと思います。 なぜ、そうなるのか？ 個人...
日本画
陰の主役
絵画を目にするとそこに表現された世界観や色彩に目を奪われると思います。 実は、その絵には陰の主役が存在します。 皆さんは、絵画における陰の主役とも言われる膠（にかわ）の存在をご存知ですか？ もしくは、ゼラチンと言った方が聞き覚えがあるかも知れません。 皆さんが知っている食用のゼラチンとは少し違いますが、日本...
日本画
色のついた石
日本画で使用される岩絵の具には、自然に存在する岩石（鉱物）を砕いて粉状にしたものや人工的に作られたものなどがあります。 ただし、人工的に作られたものが使用されるようになったのは比較的近代で、古くから伝わる絵画のほとんどは自然に存在するものを使用しています。 ここで皆さん、自然に存在する色のついた鉱物というも...
日本画
日本画とは？
このサイトを訪れて、ほとんどの人が感じる疑問がこれだと思います。 おそらく日本画と聞いて最初にイメージするのは、水墨画のようなモノクロの絵画ではないでしょうか？ 実は、日本画の定義は曖昧です。 例えば、ウィキペディアにはこう書かれています。 「日本画（にほんが）は、日本の伝統的な様式を汲んだ絵画である。明治...