09Jul2020 日本画 画竜点睛 昔話を少々… 梁(中国南朝)の絵師『張僧繇』は、勅令により金陵の安楽寺の壁に四匹の竜の絵を画いた。 その絵は素晴らしい出来だが、睛(ひとみ)が画かれていない。 「なぜか?」と絵師に尋ねると、「睛を入れれば飛び去るからだ」と言う。 人々はそれを信じず、二匹の竜に瞳の点を書き加えさせた。すると竜は忽ち天に昇って...